クリティカルIT負荷

データセンター内のサーバーおよびIT機器を稼働させるために専用に割り当てられ、確保された最大電力容量。

クリティカルIT負荷はデータセンターの重要な運用指標であり、メガワット(MW)またはギガワット(GW)で測定されます。これは、顧客のコンピューティングハードウェア(サーバー、ストレージシステム、ネットワーク機器など)に電力を供給するためだけに利用可能な専用の電力容量を表します。この指標には、冷却システム、換気、照明、セキュリティなどの付帯インフラに必要な電力は厳密には含まれません。 投資家にとって、クリティカルIT負荷は、データセンター事業の評価と成長性の評価に用いられる主要な容量単位です。リース料は通常、キロワット(kW)またはメガワット(MW)単位で設定されるため、この指標が施設の生み出せる収益の最大規模を規定します。世界的な電力網の制約とAIワークロードの高いエネルギー需要により、電力会社から大量のクリティカルIT負荷を確保することは、主要な競争上の堀となっています。 データセンター運営会社や不動産投資信託(REIT)を評価する際、投資家は総建設容量とリース済み容量の両方に注目します。クリティカルIT負荷容量が高い一方で稼働率が低い場合、リターンを押し下げている未活用資産を示唆します。一方、稼働率が高い場合は強い需要を示すものの、運営会社が追加の電力配分を確保できない限り、短期的なオーガニック成長余地は限られると示唆します。

データセンター開発企業が、総電力100メガワットの電力供給契約を確保する。80メガワットが顧客サーバーの稼働専用に充てられ、残りの20メガワットが冷却インフラと施設照明に電力を供給する場合、クリティカルIT負荷は次のように計算される:100 MW - 20 MW = 80 MW。